1947-11-04 第1回国会 参議院 労働委員会 第16号
○栗山良夫君 上山局長にもう一遍御意見を伺いたいのですが、先程勞働安定所というのをここで原案通り行くことになりましたが、そうしますと、やはり四番の例で挙げましたように、婦人職業安定所、こういうようなものもやはり一貫して揃える意味において、小さな問題ではございますが、婦人安定所と、そういう工合にしてしまつた方が却つていろいろな問題が起らなくて綺麗ではありませんでしようか。
○栗山良夫君 上山局長にもう一遍御意見を伺いたいのですが、先程勞働安定所というのをここで原案通り行くことになりましたが、そうしますと、やはり四番の例で挙げましたように、婦人職業安定所、こういうようなものもやはり一貫して揃える意味において、小さな問題ではございますが、婦人安定所と、そういう工合にしてしまつた方が却つていろいろな問題が起らなくて綺麗ではありませんでしようか。
尚第八條に關しまして、御承知のように大都市におきましては公共職業安定所と同時に、いわゆる日雇と申しますか、カシユアル・レーバーエンプロイメント的の勞働安定所というものがありまするが、この中には全然そのことは謳つていない。
○山田節男君 そうしますと、今の御説明によると、やはり公共職業安定所、或いは公共勞働安定所のいわゆる人的の陣容の事情でありまするが、囑託制度というものは、やはり從前と變らず、相當のパーセンテージを占めて、この職業安定のことをやる方針なのでありますか、と申しますのは、この間横濱の職業安定所を見、現在のあそこの職業安定行政上、最も欲するのは何かと申しましたところ、あそこで四點を擧げております。
それから勞働安定所のことでございますが、これは第八條の第四項がそれに關連する規定でございまして、いわゆる勞働安定所と申しておりますものも、この法律上では全部公共職業安定所なのでございます。
○山田節男君 職業安定事業の行政機關の問題でございますが、この前に頂いた資料によると、全國で公共職業安定所が四百五十五ヶ所、それから公共勞働安定所が八十九ヶ所、合計五百四十四ヶ所になつておりまするが、例えば私廣島でありますが、廣島を見ましても十三ケ所、これを見ましても御承知のように職業安定所は失業保險に關連して、殊に日本は山國でありまして、この安定所の分布しておる状況から見ますると、例えば失業者が失業保險
とかく從來の職業紹介事業、或いは現在すでに行なつておる職業安定所、勞働安定所を見ましても、仕事がないのだからと言つて、贅澤を言うな、賃銀は多少少くともよかろう、働かなくちやならんということを可なり我々は窺い得るのでありますが、これはやがて低賃銀、いわゆる失業者が多くなれば、失業者のいわゆる競爭というものによつて賃銀が低下する。延いては組織勞働者に對しても、非常なる脅威を感ずる。
○山田節男君 今の大臣のお言葉は、これは自由黨の人ならば、これは私は非常にそりあると思いますけれども、少くとも社會黨の大臣としてそういうことを言われることは誠に意外と思いますが、併しこれは今おつしやつたお言葉から言うと、職業安定所、或いは勞働安定所というものが、從來の社會事業的な、慈善事業的な、僕はやはり一つの殘滓があるのではないか。
それから出先官憲の第八が公共職業安定所、第九が公共勞働安定所、こういうものがあるのでありますが、これらの機關は昭和二十二年四月、勅令第百十八號によりまして各地方廳に設立せられたものでありまして、前者は勞務の公平通常な配置を掌り、後者は日傭勞働者の配置を掌るものでありまして、勞務の全國的統制、需給調整を目的としておるものであります。
これは現在の紹介法では労働者供給事業を認めておるのでございますが、これは勞働民主化という點からいたしまして、いろいろ望ましくない點がありますので、既に昭和二十年の十月から、進駐軍關係の勞務につきましては勞働者供給事業というものを認めずに、國の、只今で申せば勞働安定所がこれを直接やつておるような次第でございます。
しかしこの制度につきましては、勞働の民主化という考えからいたしまして、おもしろくない制度だというので、實は進駐軍勞務に關します限りでは、昭和二十年の十月からすでにこの制度を廢止いたしまして、その職能は勞働安定所で現に果しているわけでございます。